幸福

『the future changes the past』

愛の証明

短い人生ではある中でも、

様々な人にもまれながら生きてこの世で一番怖いものとは何かと尋ねられる事があるなら、迷わずに答えると思う。

 

『女の嫉妬』だと。

 

伏線を回収したかのような長い長い夜だった。

 

PM7時~PM10時半

 

楽しかった2日間を吹き飛ばすほどの勢いで起こった突然の嵐

 

それでも言葉の端々から言わなくても伝わるみんなという一人の裏の顔

 

みんなという言葉がこんなにも便利なのかと感じた。

 

響く事はなかった。

 

愛する人の悪口を聴くのはつらくて悔しくて、

私が悪者になってでも守る事ができるのならそれでもいいと思えた。

 

でも守られてたのはいつも私だった。

二人の幸せを、二人の時間を必死で盾になってくれてた。

 

そう思ったら泣かない事が私ができる唯一の抵抗だと思った。

 

そんな悪夢のような夜をあの人はずっと待っていてくれた。

 

半信半疑になりながらもあの人は本当にいた。

 

手を握りながら必死に堪えてた滝のような涙を流しながら話す私の言葉をただただ聞いていてくれて、

 

「やめようか。あなたが先に壊れそうで心配。」

 

そう言ってくれた瞬間涙が止まった。

 

それまで小さな事で不安になってた自分があほらしく感じた。

ずっと不安だった。

居なくなるんじゃないかって。

置いて行かれるんじゃないかって。

 

でも違った。

 

これが私にとっての愛の証明だった。

 

暗闇で泣きそうになっているあの人の顔を見つめると、

泣きたいのは本当はあの人なのに。ごめんねと呟いた。

 

私の為に怒ってくれてありがとう。

私を守ってくれてありがとう。

 

この人となら乗り越えられると思えた。

例えこれが序章でも私はくじけないと決めた。

 

お互いに覚悟を決め、絆を深めたきっかけとなってくれた。

何かが心の中で吹っ切れて、逃げないと誓った。

 

『言われる前にやるが勝ち』

 

そう決めて迎えた火曜日。

疑心暗鬼になりながらも様子を伺ってたけど、

 

それでも普通だった。

みんないつも通りだった。

 

逆に楽になれた。

 

見えてるより見えない方が心が晴れやかで、ある目の前の時間を大事にできた。

 

やっと終えた2日目も、昨日も今日もあの人は傍にいてくれた。

 

そう思うと温かい気持ちになって今にも泣きそうになる。

 

『禍從口出』

 

口は災いの元を体験してる人を被害者としてみるのは初めてだった。

 

でも経験上嫉妬してきた人たちが最後好かれてるを見たことがない。

 

だから恐怖心なんかなく、日がたつにつれ私の気持ちは晴れ幸せだ。

 

言葉がなくても、顔見れなくても、心はつながってる。

 

そう思えるきっかけを与えてくれた事によって執着を手放すことができた今の自分が一番幸せで輝いてると思える。

 

起きてる事にすべて意味がある。

 

どう受け取るかは私次第。

それを私は今回実体験で学べた。魂の成長だと思う。

 

微笑む事も増えてすべてに感謝の気持ちを持とうと思える。

 

ありがとう。

 

愛の証明。

 

背中を押してくれてる気分。なので全力で私は幸せになります。