『卒業と祝福』
2021.08.20
ようやく終わった。
これで私はようやく平和に過ごす事ができる。
転職が決まってから色んなことがあった。
それはまたこの後に書こう。
気分は上がったり下がったりだったけど、それでも楽しく過ごそうと
同僚も気をつかってくれたり私もできる限り明るく振舞ってる中で
やはりあの女は背後で動いてた。
そして私の限界をついに超えてきた。
黙ってるのを良いことに周りを巻き込んで、人の気分を害してた。
なんてウィルス並みの脅威なんだろう。
お盆の間にリフレッシュして心から楽しんだのはきっと嵐の前の静けさだったのだろうか。
最終どうであれ、周りの人を巻き込んだのは事実。
私の事で周りに迷惑をかけるなら面と向かって言うしかない
私にしか言えない事があると、そう思って賛同する人たちが、当日になってひるんだ。
やっぱり人って弱いと思った。
高校時代のいやな思い出が蘇る。
委員長に文句あったクラス全員の愚痴を裏で聴いてた私が最後代表として言ったら、そいつは私が言ったのかと犯人捜しをしていた。
クラスの全員がしらばっくれ言ってないと言う。それを聞いて私は白けた。
ここで説明しても無駄だと悟り、孤独なものだと思った。
正義ってなんだろうと。どうして悪の前にみんなはひるむのかと。
そして今回もそうなのかと怖くなった。でも、もう引き返したくなかった。
あの頃とはもう違う。わかってもらえる人は大人にならないと出てこないかな。と
言われ続けて社会人になった今。一人じゃないと信じてみようと思った。
何があっても最後よしよししてあげるからと彼が言ってくれた言葉のおかげで、私は一人じゃないと思えた。
この日がついにきてしまったんだと。遅かれ早かれいつかは訪れていた。
逃げたくない。私は私だから。
思ったより感情的になってしまった。
本音を言わずに笑うあの女。生きをするように嘘をつく。
すべて自分に対していってる言葉のように聞こえた。
さみしい人だとか、黙って過ごせとか
あなたにだけは言われたくない。
私は姿勢を崩さなかった。
周りを巻き込むな、私の人生にもう二度と関わるな。
嫌いならお互い距離を取ればいい。話も聞きたくないと。
この一連の流れを見た同僚はどう思ったのだろうか。
疲れた。おなかが痛くなった。
それでも私はちゃんと向き合った。
最後どっちを信じるかはみんなの判断に任せよう。
早めに家に帰ろうと急いだ帰り道
スーパーに向かおうと駅を出て人込みの先に見えた二重の虹
よく頑張ったね。とそう天使が祝福してくれてるかのようだった。
「あなたのおかげで見る事ができた。」そう伝えた彼から
虹の橋の写真が送られてきて、同じ空の下にいるんだと思えた。嬉しかった。
帰ってきて彼は私を抱きしめてくれた。
口で説明するより録音を聞かせる方がいいと思って聞いてもらった。
ずっと私の頭を撫でながら、時におでこに時に唇にキスをしてくれた。
逆切れされた部分では目を開きながら、私の耳に髪の毛をかける手に力が入って静かに、でも確実に怒ってるのがわかった。思わず彼の背中を撫でる。
愛がこれ以上ないほどに伝わってきた。
これで終わりにしよう。そう彼は言ってくれた。
本当は怖かった。
戦うのは好きではない。
一人にまたなってしまうのではないかとあの頃の思い出がふと浮かび上がって涙があふれた。浄化されたみたいに泣いた。
一人じゃないんだ。もう。
あなたの愛で私は強くなれる。
会社辞めたら演技も必要ない。俺も変わる。
そう言ってくれて嬉しかった。
これからの未来の話をもっとしていこう。
彼がいない人生はもう私には想像つかなくて、きっとお互いもう離れられないと確信した。
タロットでは最近ずっと指輪・プロポーズ・安定などの言葉が共通で出てくる。
今の私ならきっと信じる事ができる。
抱っこって言っちゃったのは少し恥ずかしかったけど。
私は私のままでよかったとあの人は言ってくれた。
私は私のままでよかったと私も心から思える事ができた。
ありがとう。🌈👼