幸福

『the future changes the past』

サークルの向こう側

2021.08.16

 

この日の朝

親友と親友の彼氏に初めましてをした日。

 

最初はあまり印象よくなったカレだったけど、でも最近はそれも思わなくなって

一回会ってみたいなと思えるようになってきた。

 

どう?カレの印象はと親友に聞かれたとき

「私がどうこう言う事じゃないのと、あなたが心から選んだ人で幸せならそれでいい。」

そう私も心からの想いで言えた。

 

彼女が幸せならそれでいい。

彼女の選択を私は信じたいと思う。

ただそれだけ。

 

二人の掛け合いを見てるととても若く感じた。

 

私たちならどう彼らの目に映るんだろうと思った。

 

あの人は不機嫌だった。少しは期待してたから悲しかった。

私から求める事もない分むなしくも感じた。

 

帰り道に寄るコンビニ

質問されても交わすのが精いっぱいな私

 

親友と別れのハグをしながら背後ろに見えるあの人の車

 

ああ。これで機会なくこのまま終わるなって思った。

あの人が嫌な想いをするなら仕方ないと知らないふりして一人で手を振る私。

 

目の端で見えるあの人の姿。

え、なにしてんの?て思いながらひやひやした。

いやがっていたのになんなん?てなって複雑だった。

 

お盆前に抱えてた気持ちと相まって、また彼にぶつけてしまう。

中途半端にかかわれるのがいやで、「そうやって最後また言うなら関わらんといて」と心の中でダメだと思ってても言ってしまう。

 

「関わらんといてて言われても。」と返すあの人。

 

この一連をおばあちゃんと親友に伝えると特におばあちゃんには叱られた。

 

「あんたの顔を立ててくれたのになんでそんなひどい事言うの?

全部あなたの為じゃない。本当はいやかもしれないけど、少しでも悲しい想いさせまいとしてくれてるじゃない。それが愛情だよ。」と。

 

親友も「あなたの為だと私は思ってたよ。」と同じことを。

 

気づかなかった。てよりいつも気づいてない。当の本人かなといつもあの人は言ってたけど、、ごめんねと心から思った。

 

次の日謝った時、あの人は

「別に顔を立てたと思ってないよ。でもすごくいいタイミングだった。

 顔だけでも挨拶だけでもできてよかった。

 親友ならいいけど、そのカレとまで話をするのはあまりいやかな。

 それはサークル違いな気がするから。俺のサークルではないから。

 そうなっちゃうと友人を探すのと同じ事になるから。」と。

 

少しちくっとくる部分もあったけど、私だからサークルを見せる見せないじゃなくて、彼の性格だなと思った。

そう思った時なにかか吹っ切れて、あの人はあの人のままなのに私何を基準にしてたんだろ。

「私はあなたの周りが好きなわけではなくて、あなたが大好きだから。」と伝えたら何かが心の中で変わった。

 

少しずつ私のエゴが外れていく感覚。不思議。

 

周りより私たちの間を大切にしよう。

 

時には人前でいるあの人の事ばにひっかかって演技とわかっててもさみしいと伝えてみると、転職して落ち着いたらまた変わると言ってくれた。

 

ただのおっさんになるからと。

凄く楽しみ。姉との会話を初めて聞きながら、私はでもやっぱりいつか

あなたのサークルの中に入ってたいし、居続けたい。そう思うよ。